マラソンの大会に出場するためには数ヶ月のトレーニングが必要です。同じように適切なマラソン大会当日の服装や持ち物などの準備にも時間をかけることも重要です。前もって計画して、すべてが機能し、心地よくフィットするように準備しましょう。マラソンを走るのにおすすめの装備を完璧にしておくと、マラソン当日に平穏な気持ちでいられます。
※本記事では海外のアシックスランニングコーチの指導内容をご紹介しており、日本でのアシックスランニングコーチの指導内容と異なる箇所がございます。
マラソンを走るための必須アイテム
経験豊富なランナーでも、マラソン向けのパッキングリストを見直すことは価値のあることです。人それぞれ違いますし、マラソンもそれぞれ違うので、ランナーそれぞれのニーズも違う可能性があります。
また、マラソンの数週間前から選んだランニングシューズやランニングウエアは、マメができないように、また、摩擦がないようにといった視点で選ぶことも大切です。
マラソンランナーが着るもの
マラソンの当日の服装は、見た目や気分は関係ありません。コットンの代わりに、どのような天候でも心地よさを保つ、パフォーマンスファブリックを着ることを検討してください。レースの時期によっては、開始後は少し肌寒く、また終盤は暖かくなることもありますので、状況に対応できるウエアを準備しましょう。衣服内温度調整できる追加のアイテムを持ち運ぶために、ポケット付きの服を検討してください。マラソン当日の服装の詳細は次の通りです。
服装:シャツ、パンツ、アウターレイヤー
身に着けるウエアが快適であると、パフォーマンスが向上する可能性があります。天候が穏やかな場合、吸湿シャツは湿気を軽減し、擦れを減らすのに役立ちます。雨風に対応する場合は、暖かい服とランニングジャケットを重ねてください。
ランニングショーツを履くことでより自由に動くことができるというランナーもいます。一方で暖かさと回復時間の短縮ができるレギンスを好むランナーもいます。レギンスは女性にとっても、男性にとっても擦れを減らすことができるでしょう。
ランニングウエアは適切にフィットするよう、慎重に選択してください。すべてのアイテムをトレーニング中に複数回テストして、レース当日になって問題が起きてしまう可能性を減らしておきましょう。
快適なマラソン用のランニングシューズ
レース当日は、新しい、または古いシューズを試す日ではありません。履き慣れたシューズを履きましょう。こうすることで、レース中にマメができる可能性を軽減できます。ただし使い古したランニングシューズは、長距離のランニングに必要なサポートとクッション性を発揮できない可能性があります。
ところでランニングシューズとトレーニングシューズの違いはどこにあるでしょうか。ランニングシューズは、前後する足の動きに合わせて設計されていますが、トレーニングシューズは前後の動きにプラスして、左右の動きにも対応しています。
マラソンには、ランニングシューズが欠かせません。
マラソンのために準備する食べ物と飲み物
食べ物はマラソン当日の持ち物チェックリストでも重要です。トレーニング中に適した食事を試し、レース当日までその方法を続けます。
マラソンを走るのに欠かせない食べ物
疲労のリスクの軽減するには、炭水化物が豊富な食べ物を、特に21㎞から32kmの地点で食べるようにしてください。例としては、エナジーバー、エナジージェル、オレンジ、バナナ、ドライフルーツ、タピオカなどがあります。これらの炭水化物が豊富な食品を食べることで、エネルギー不足に陥りにくくペースを維持することができるでしょう。
マラソン中の水分補給方法
発汗で失われた水分を補うことは非常に重要です。水のみを飲むランナーもいれば、スポーツ飲料を飲んで、走っている間に消耗した塩分とミネラルを補給するランナーもいます。
マラソンレース当日の持ち物
マラソンを走る前に、携帯電話とヘッドフォンをカバンに入れてください。擦れ防止スティック、日焼け止め、リップクリームなどのパーソナルケアアイテムを揃えます。マラソン必須キットに加える他のアイテムには、ビブのための余分なピン、ペン、ビニール袋などがあります。
マラソンを走るための装備を選ぶときは、レース後に必要なものも忘れずにパッキングするようにしてください。痛い足を休めるための快適なビーチサンダル、汗を拭うための赤ちゃん用ウェットティッシュ、レース後の体力回復のための心地よい服などが必要でしょう。フィニッシュラインでレース後用のアイテムをお友達に渡しましょう。
マラソンのレース日に必要なアイテム
マラソンレース当日の持ち物を詰める時に、これらの必需品を広げてみましょう。そして、事前にパッキングしておきましょう。
- ビブナンバー
- タイミングチップ
- 場所、番号のピックアップなどのレースエントリー情報。
- 身分証明
- パスポート
- 現金
- 携帯電話
マラソンのテクノロジーとガジェット
テクノロジーガジェットは、パフォーマンスを追跡し、エネルギーと集中力を高く保つのに役立ちます。ASICS Runkeeperのようなアプリは、トレーニング、チームメイトとのつながり、そしてレース当日順調に走り続けるのに役立ちます。
- ランニングウォッチ
- ASICS Runkeeperアプリ
- ヘッドフォン
- 心拍数モニター
マラソン中のパーソナルケア
ここでは、パッキングリストへの追加をおすすめするヘルスおよびウェルネスアイテムをご紹介します。
- ワセリンおよびその他の擦れ防止製品
- ティッシュ
- 絆創膏
- マッサージオイル
- 鎮痛薬
- リップクリーム
- モイスチャライザー
- 筋肉痛用クリーム
- 赤ちゃん用ウェットティッシュ
レース後の必需品
レースを完走したらすぐにお祝いをしたいでしょうが、次のようなレース後のアイテムをマラソンパッキングリストに加えると良いでしょう。
- 着替え一組
- フォームローラー
- 暖かい毛布
- 替えの靴
- 着心地の良いジャケット
- 着圧ソックス
検討すべきその他のアイテム
荷物は多くしたくありませんが、天候に関わるアイテムの中には検討する価値のあるものもあります。
- 帽子
- 手袋
- サングラス
- 日焼け止め
- ウインドブレーカー
- ウェットクーリングタオル
マラソンランナーのためのその他のリソース
マラソンを走るために多くの装備を詰め込む必要はありません。レース中に必要なものだけをパッキングするミニマリストなランナーもいます。ほとんどの参加者にとっては、トレーニング中にテストしておくことや、マラソン当日の服装・持ち物チェックリストの使用は大いに役に立ちます。
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