4月8日開催の「ホノルルハーフマラソン・ハパルア」にチャレンジする男女2名のFunmee!!特派員。彼らの練習の日々がついにスタートしました。
前回に引き続き、池田美穂コーチのランニングフォームチェック。走り方を見てもらうのは佐藤美和サンです。
「走ることだけ楽しめなかった自分を変えたい」という彼女。さてどんなフォームなのでしょうか?
お腹が緩んでる!?
「上体の直立が目立ちますね。この走り方も前回の横内クン同様、推進力をロスしていてもったいない走りです。姿勢を正してくださいと言うと、胸を張って背中をそらす人が多いですよね。佐藤サンがまさにそう。でも、背中がそりすぎると腰に負担がかかります。佐藤サンの場合、胸を張ること自体はいいのですが、背中がそりすぎないようにお腹に少し力を入れるようにして、そのままの姿勢で上体を前に傾けるだけで自然と推進力が生まれるフォームになります」
「正しいランニングフォームが保てない一つの理由は、腹筋と背筋のアンバランスさです。人によっては上体をまっすぐに保とうとしても、疲れてくるとお腹に力が入らず、背中がそってしまう。とはいえ、筋トレばかりを要求すると練習全般が辛くなるかもしれませんので、せめて走るときはお腹を締めながら走るよう心掛けてください。そこを意識しないと、自分に楽なフォームで固まってしまいます。最初はきついだろうけど、次第に腹筋がついてきますよ」
「高校までバレエをやっていたのに……」。これは池田コーチの指摘を受けた佐藤サンの無念を表すセリフです。現在もフィットネスやヨガに通っていて、「いい姿勢」=「胸を張って背中をそらす」意識が身についているよう。ただし走るフォームとして直立すぎるのは、推進力が逃げてもったいないわけです。そんな現状を知るにも、客観的なプロフェッショナルの視点=コーチの存在は大事です。
【+1 TIPS】大股ウォークでフォームづくり
「正しいランニングフォームとひと口に言っても、個々の体格や筋力でそれぞれ違ってきます。そこで、自分に合ったフォームをつくり上げるために、日々の練習の中で100mほど大股で速く歩く機会を設けてください。上半身はリラックスして腕を大きく振り、ストライド(編集部注:歩幅)を長く取り、ダイナミックに歩く。そこから腰の位置を落とさず、ゆっくりと走り出してみましょう。きっと新しい発見があるハズです」
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TEXT:田村十七男 PHOTO:ジャック・タカハシ
出典:Funmee!!編集部