1年前まで、会社員とサロンモデルの兼業をしていた相馬理(そうまさとる)さん。2018年9月にAbemaTVの恋愛リアリティーショー『私の年下王子さま』に登場したことで一気に注目を集めました。それを機に4年間勤めていた総合商社を退職し、現在はモデルとして活躍しています。
今回のSKY RUNTRIPは、大阪の定番観光スポットをめいっぱい楽しむ大阪旅ラン。お城と大阪名物の食べ物が好きな相馬さんと一緒に、旅ランを楽しんできました。
大阪城公園でランニングデートするなら?
大阪の中心に位置する大阪城公園は、大阪城の天守閣を真ん中に据えて、梅林や音楽堂、野球場など、さまざまな施設を持つ広い公園です。公園内には、全長1.4kmから4.2kmまで4つのジョギングコースがあり、早朝から多くのランナーで賑わっています。『大阪マラソン』『大阪城リレーマラソン』などのコースにもなっており、大阪ランナーにとっては馴染みの場所です。
学生時代は日本史と体育が得意だったという相馬さんは、実は大の “お城好き” 。大阪城を見ながらランニングできるコースに、朝から気分が上がります。
「僕は歴史が好きで、徳川家の将軍を一人ずつ調べていた時期がありました。特に江戸時代は、徳川家が絶対的な権力を持って15代に渡って世の中を安定させてきた世界でも珍しい時代だったと思うんです。最後は大政奉還で政権を返上するというドラマチックさも好き。旅先でお城に行ったら、写真を撮って終わるのではなくて、お城の中に入ってそのお城の役割とか築城した人物についての説明文を読んで回りたい。だから、僕と一緒にお城に行くときは、根気も時間も必要だって覚悟してほしい(笑)。そういうデートに、楽しそうに付き合ってくれる彼女がいいな」
「大阪城公園には初めて来たけれど、いろんな角度から大阪城を見られて良いですね。お城を見ながらランニングができるなんて、歴史好きの僕にとってはすごく羨ましいランニング環境です。僕がもしここでデートするなら、『天下統一ごっこ』をしたい。一番早く大阪城まで着いた人が勝ちっていう、徒競走なの(笑)。彼女と二人でやったら僕が勝っちゃうから、先に彼女にスタートしてもらって、僕が全力で追いかけます。僕はなんでも本気でやりたいタイプで、卓球デートでも左手で打つとか、5点差からスタートするとかハンデをつけて、お互いに真剣勝負のデートをしたいな」
大阪旅ランを彩ったウェア
大阪旅ランのランニングウェアは、イエローのシンプルなトップスに、縦に入ったロゴが印象的なロングタイツ。普段はモノトーンやダークな色合いのウェアが多い相馬さんですが、明るいイエローも難なく着こなしていました。
「最初に見たときは『けっこう派手なイエローだな』と思ったけれど、着てみたらすごくカッコいいウェアで写真も映えるし気に入りました。私服でもラインパンツとオーバーサイズのトップスを合わせるとか、スポーティーなアイテムを取り入れるのは好きです。デートで着てほしい服装は……、僕は女性の服装にあまり詳しくないので、どんな服でも似合っていれば良いと思うけれど、スポーティーなアイテムも取り入れつつ、ロマンチックなデートではワンピースを着てきてくれるとか、メリハリがあるとうれしいです」
ランチタイムは、大阪城公園内にある『JO-TERRACE OSAKA』で
大阪城公園のなかには、カフェやレストラン、花屋さんなどがそろう『JO-TERRACE OSAKA』があります。さまざまなお店から相馬さんがランチタイムに選んだのは、『Italian Dining NATURA』。一面ガラス張りの店内は、大阪城公園の緑と日ざしが感じられる気持ちの良い空間。
「体型維持のためにも、きちんと野菜を摂りたいのでサラダランチを選びました。新鮮な生野菜がたっぷりで、生ハムの塩味と野菜の組み合わせが美味しい! とうもろこしの冷製スープが、上品な甘みで好きです。僕は、学生のころにお弁当屋さんでアルバイトをしていたので、料理は得意です。一番好きなのはハンバーグで、最近は週に一回ハンバーグをつくって食べるくらいにハマっています。お弁当屋さんでは、よく海苔弁をつくっていたので、もしも彼女が望むなら、いくらでもデートに海苔弁をつくって持っていきますよ(笑)」
相馬さんが、今の仕事で気をつけていること
1年前まで、総合商社で営業職に就いていた相馬さん。もともと人と話すことが好きだった相馬さんは営業職が合っていたそうで、学びの多い4年間だったと言います。
「言葉づかいや礼儀は、会社員時代に学ばせてもらいました。飛び込みで営業に行ったり、クセの強い人に会ったり大変だったけれど、振り返れば、僕を社会人として育ててくれたのは会社で、感謝しかないです。4年間大学に行ってから芸能をやるのと、4年間働いて芸能をやるのでは、社会経験が違うと思う。そこは僕の強みだと感じています。この仕事で気をつけていることは、周りの人たちが気持ちよく仕事できるようにコミュニケーションをとって、柔らかい雰囲気の現場にすること。いろんな職業の人たちがいるけれど、みんなが楽しそうにしている現場かどうかが、写真や動画の質にも関わってくると思っています」
「会社を辞めると決めるまでは、かなり迷いました。でも、人生は1回きりだから、もっと自分のやりたいことを優先しようと思って決心しました。会社員の安定した収入がなくなる不安はあったけれど、今は“なんとかなる精神”でやっています。それでも将来が怖くなったときは、撮影の現場で会う人たちと話して、人生観とか深い話を聞きます。僕は人が好きだから、人とのコミュニケーションによって自分の気持ちを上げていくことが多い。あとは、たくさん走って、たくさん寝る(笑)。そうすれば、なんとかなります」
大阪、観光名所めぐり
大阪城公園をランニングした後は、観光名所めぐり。まずは道頓堀の定番撮影スポット・グリコの看板前でポーズをとって、大阪名物のたこ焼きを食べながら休憩。
「今年の3月にも大阪に来たのですが、そのときはたこ焼きを食べられなかったので、今回食べられてうれしい! 前に来たときは、『551蓬莱』の肉まんを食べました。初めて食べたのですが、すごく美味しかったので自分へのお土産にも買って帰って、2日連続で肉まんが夜ごはんでした(笑)」
大阪旅ランの最後は、なにわのシンボル『通天閣』へ。新世界のシンボルとして、凱旋門風のビルの上にエッフェル塔風の塔をのせた通天閣は、5階が展望台。通天閣のてっぺんにあるネオンは天気予報になっており、白は晴れ、橙は曇り、青は雨の予報と、明日の天気がわかるようになっています。
「通天閣は初めてきたのですが、人の多さにびっくりしました。大阪は、東京よりも色が濃い街ですね。街にあるお店も特徴が際立っているし、街の色合いそのものも濃いし、お店の方のキャラクターも濃い。すごく街のパワーを感じる旅ランでした。今回は、 “これぞ大阪” という名所がめぐれて、とても楽しかった! 大阪旅ランデートなら、このあと大阪名物のお好み焼きとか串カツを食べに行きたいです!」
TEXT:Ayumi Ishikawa
PHOTO:Kazuyuki Yoshida