マラソン完走に向けた準備
― はじめてのフルマラソン挑戦。具体的にどんなトレーニングが必要?
ランニングが楽しくなってきた、だんだんと走る距離が伸びてきた。フルマラソンにも興味が湧いてきたけれど、どのくらいの練習をすれば完走できるのかイメージが湧かないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、具体的な練習プランなどについてご紹介します。
練習メニュー
マラソンの練習期間としては、3カ月~半年ほど取れると望ましいです。そもそもマラソン大会のエントリーは数カ月前~早いと半年以上前にはスタートするので、大会のエントリー情報もチェックしながら練習を開始しましょう。
マラソンを走ることが決まったからといって、急に走る距離を延ばす、いきなり毎日走る、などはNG。運動経験のない人はウォーキングから始めましょう。速いスピードでのウォーキングに慣れてきたら、徐々にランニングへと移行しましょう。30分走り続けられるようになったら、速度は上げずに時間を延ばす意識で、45分、60分、と走り続けられる時間を延ばしていきましょう。
心がけること
マラソン練習は継続性が重要です。心地よいと感じるペースでのランニングを継続し、少しずつ走る時間を延ばしていきましょう。
週2~3回のランニングを続けながら、3回のうち1回は少し長くゆっくり走り、それ以外の2回は短め、やや速めにするなどメリハリを付けると疲れにくく、無理なく走力アップが望めます。
大会3カ月前〜1カ月前のトレーニング
フルマラソン本番に向けて、1カ月前あたりに最長距離の練習を取り入れるのがおすすめ。そのために、2~3カ月前は徐々に長距離に挑戦していきましょう。
週に1回は10~15㎞以上、もしくは1時間~2時間程度ゆっくり走ってみましょう。大会の1カ月前~3週間前ごろに、20~30㎞程度のロング走を行えると、マラソン完走が近づいてきます。
初心者の場合は、途中で少し歩いたり休憩を入れたりしても問題ありません。大切なのは動き続けるということ。長時間動き続けることに慣れることが目的です。
大会まで3週間を切ったら、少しずつ練習量を落とし、本番に向けて疲労を抜いていきましょう。